ハンドルリモコン

Last Update:2000.09.21


2000.09.21 (50381km)
ハンドルリモコンは音響機器でお知らせの通り、ヘッドユニットを交換しておりますので、使用できません。
機構を解析され、リモートコマンダーによるハンドルリモコンの制御をされたかたがいらっしゃいましたが、ウチのヘッドユニットはリモートコマンダーに対応してないので実施できません。
...というよりレベルが高くて私には無理っす<−情けない!

そこで、以下のワイヤレスリモコン(RM−X40)をオークションで手に入れて、なんちゃってワイヤレスリモコンによるシロート向きハンドルリモコンの復活を試みました。



構想は、ワイヤレスリモコンの基板をハンドルに埋めこんで、ハンドルリモコンスイッチより制御し、ハンドルよりヘッドユニットまでの純正ケーブルを利用して発信部をヘッドユニット近くに置き、ここからワイヤレスでヘッドユニットをコントロールするとゆう、 半ワイヤードなシロート的発想に基づくものです。
よって、”なんちゃってワイヤレスリモコン”なのです。


まず、バッテリーのマイナス端子を外し、暫くまってエアバック部分を外します。
ハンドルを90度きって、トルクスドライバのT25で裏2箇所を緩めます。
エアバック裏のオレンジのコネクタ1つで接続されているので、これを外します。
バッテリーを外しているとはいえ、何回やっても爆発しないかとドキドキします。
エアバック部分を取り外すと、内部の状態が分かります。
左右のハンドルリモコンスイッチからのフラットケーブルが一枚の基板に接続され、ここから1つのコネクタを通して5本のケーブルでハンドル奥にいっている形になっています。
この基板を取り除き、ワイヤレスリモコンの基板をここに入れる予定です。

さて、ワイヤリングですが、ヘッドユニットから3本のライン(ハンドル側からみて、V入力1つ、出力2つ)でコントロールされています。
あとの2本はイルミネーション用V入力とアースのようです。

今回、コントロール用の3本のうち2本を発信素子用のラインとして使用し、残りの1本とアースラインを使用して、ワイヤレスリモコンへの電源(単三電池x2の3V)を供給させます。
なお、イルミネーションはハンドルリモコンスイッチの機構上、点灯しなくなります。


ハンドルリモコンスイッチは上図の通りに独立しておらず、オリジナルでは片側がアースに接地される形になっていました。
ワイヤレスリモコンのそれぞれの端子は接地されていないわけですが、運よく各ボタンごとの片側同士が接続されて (ワイヤレスリモコン基板内で同端子に接続されている)いるのがほとんどだったので、その端子を上図スイッチの オリジナル時のアースが接続されていた側に接続する形で、動作しそうです。

ハンドルリモコンスイッチは図のようにオリジナル基板からのフラットケーブルで接続されています。
ワイヤレスリモコン基板の各端子から線を引き出します。
ウチには普通の半田付けセットしかないのでケーブルを直接付けるのは難しく、実際には金属ピンを立てて半田付けし、そのピンにケーブルを半田付けして伸ばしています。
なお図での上端には発信素子が2個ありますが、大きいほうのみを切り取って使用します。
電源は、図では下の金属ピンが出ているとこです。
ハンドルリモコンスイッチ側への接続は、パソコンなどのATAPI汎用ケーブルのコネクタがピッタリなので、これを買ってきて流用しました。
ハンドル−ヘッドユニット間のオリジナルケーブルに対しては、引き出しコネクタをかまして引き出し、今後の取り外しを考慮して適当なコネクタを間にかましてワイヤレスリモコンに接続しました。
ワイヤレスリモコン基板の設置は、絶縁の固めのゴムを上下にかまして固定しました。

失敗談:
半田付けで失敗し、リモコンの |<< , >>| を熱で壊してしまったようです(うぅっ..泣!)
まあ、良く使うvolumeやmuteは動作するのでいいのですが...


さて、ヘッドユニット側の作業です。
ウチはマツダ系なので、マツダのオーディオコネクタになります。

コントロール用の3本のラインは赤いの部分のようです。
このコネクタは車体からきているケーブルのコネクタのうち、小さいほうの物でした。
3本のラインがどれがどれかは、実際に導通をチェックして確認する必要があります。
それぞれ3本のケーブルに引き出しコネクタを接続して引き出します。
そのうち2本のケーブルにワイヤレスリモコンより切り取った発信素子を取り付けます。
発信素子の設置場所は、扉左下のエアコンつまみ横奥です。
絶縁スポンジにくるんで外から分からないようにします。
 (左は扉半開きの画像)
電池ボックスは別に購入し、助手席下に設置しました。
プラス側は先ほどのコントロールケーブルの残りの1本に接続し、マイナス側は適当な車体アースに接続します。


実は扉を空けておくと遮られて動作しないという間抜けな落ちがあるのですが、まあ扉を閉めてる時に動作すればいいかとそのままこの位置に発信素子をおいてます。
前記しました、リモコンの |<< , >>| を熱で壊してしまった件といい、シロート的失敗が多々あるのですが、まあ取り敢えず動作するようになったので満足しております。